需要の増加に伴って、IT業界での仕事を希望する人は増えてきています。しかし、働くうえで知っておかなくてはいけないのが、収入についてです。

IT業界の基本の仕事ともいえるエンジニアは、年齢やキャリアによって収入が大きく変わります。キャリアの浅い20代前半で350万円前後、ある程度経験を重ねた30代前半で500万円前後です。数字だけ見ると、一般的な仕事とそれほど変わりませんが、これらはあくまで業界全体の平均となるため、自分なりの努力でアップさせることができます。

エンジニアとして収入アップさせる有効な方法には、転職が挙げられるでしょう。実力主義のIT業界では、能力のある優秀な人材が常に求められます。それまで勤めていた会社を辞めて、別の会社へ転職した時に過去の実績を評価され、年収が数十万円以上上がるケースは珍しくありません。

一昔前の日本では、1つの会社に勤め続けるのが美徳とされていました。しかし、より高みを目指すのであれば、積極的に職場を変えていくことが重要といえます。

同じIT企業でも、日系より外資系の方が、実力主義の考えが顕著です。職場を選ぶ時は、こうしたグローバルに展開している会社が最適でしょう。

また、独立してフリーランスになるのも1つの手です。フリーランスは、仕事の受注やクライアントとの交渉も全て自分で行います。自分の能力に自信があれば、強気に交渉して高い報酬を得ることも可能です。受け取った報酬は全て自分のものなので、仕事をすればするほど収入を増やせます。